
パウダーテック株式会社
代表取締役社長 丸山憲行
“技術の一粒” 小さな粒から、未来につなぐ
平素より格別のご高配を賜り、まことにありがとうございます。
当社は、1952年に日本初の鉄粉製造会社として設立されました。その後、「技術を以て社会の繁栄に貢献する」という経営理念のもと、鉄粉やフェライト粉の開発・製造を通じて独自の技術を磨き、その可能性を追求してまいりました。
現在、当社の主力事業のひとつである電子写真用キャリアは、鉄粉キャリアからフェライトキャリア、そして環境に優しいEFキャリア(Environmentally Friendly Carrier)へと、時代のニーズに合わせて順次改良・開発をすることで、世界中のビジネスオフィスにおける快適性・生産性向上に寄与してまいりました。
また、長年培ってきた粉体技術と経験を活かし、近年開発・上市した超微粒フェライト粉は、半導体産業における消費電力問題の解決に資する材料として、市場から好評価を得ております。
他にも、鉄粉の酸化反応を応用した品質保持剤(ワンダーキープ®)および酸素検知剤(ワンダーセンサー®)は、食品等の酸化防止を通じて品質保持の長期化を実現し、食品ロスの低減にも貢献しております。
加えて、茨城県高萩市に太陽光発電設備を設置し、使用電力の一部を再生可能エネルギーへ転換することにより、年間1千トンを超えるCO2の排出削減を見込むなど、持続可能な社会作りに貢献しつつ、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に取り組んでおります。
私たちは、上記の取り組みの加速を目指し、2025-2027年度の中期経営計画(25中計)を策定いたしました。策定にあたっては、企業としての存在価値を改めて問い直し、新たに以下の「パーパス」を設定いたしました。
“技術の一粒” 小さな粒から、未来につなぐ
このパーパスのもと、私たちは、創業以来磨き続けた、微小な一粒に込めた唯一無二の技術を、誇りと志をもって高め続けてまいります。それを通じ、未来に向けて新たな価値を提供し続けたいと考えております。
引き続き、変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。